『攻殻機動隊 GHOST IN THE SHELL』
制作費 不明 パトレイバー2以下
興行収益4300万ドル
レイアウト・システムは、「機動警察パトレイバー the Movie」から本格的に導入された、押井監督作品の大きな特徴のひとつ。原画作業の前に、各カットの設計図となる背景とキャラクターを専門のスタッフが描き、この時点で徹底的に画面をコントロールする。その後のアニメーション制作に大きな影響を与えた制作システムだ。
「作品にはサイバーパンクやSFの要素もあるけれど、僕の中では体をテーマにしようと思った。体が重かったり、自分で自分の身体を壊してしまったりするような世界観ですね。だから、キャラクターも骨格がすけてみえて、筋肉の動きまで描けっていう話をして、その試みは成功したんです。大したアニメーターが集まりましたからね。相当レベルの高いアニメーターでないと、あの身体表現はできない。原画は苦しかったはず。ただ、制作期間は意外と短くて10カ月ぐらいでした。レイアウトをこってりやったので、作画期間自体は3カ月なかったと思います。これはレイアウト・システムの威力でしょうね。レイアウトの時点で作業の指針をだしてしまうから、無駄な作業を一切させない。それがよかったんじゃないですかね」
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